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IMAGE: AI生成ビジュアル
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Agility Roboticsが人型ロボット「Digit 5」を発表 — 安全柵なしの協働作業へ、早期アクセスは2027年前半
9月15日発表。人体検出・安全表示・独立安全コントローラによる安全アーキテクチャで人との近接作業に対応。NVIDIAのHalos for Roboticsの初のローンチパートナーに。可搬50lb・90分駆動/9分充電・交換式エンドエフェクタを備え、3億ドル超の複数年受注を公表。2027年末の一般提供を見込む。
Agility Roboticsは2026年9月15日(米国オレゴン州セーラム発)、汎用人型ロボットの次世代機「Digit 5」を発表した。同社によれば、従来の自動化に必要な物理的な安全柵なしに人と近接して働く「協働安全(cooperatively safe)」な運用を大規模展開向けに設計した初の機体と位置づけている。以下は同社の発表ページの記載内容の整理であり、性能や安全性の独立した検証を示すものではない。

画像出典: Agility Unveils Digit 5 Humanoid Robot Built for Cooperatively Safe Work at Scale — Agility Robotics
協働安全のアーキテクチャ — 人体検出・合図・独立コントローラ
- 狙い: 商用環境での人型ロボット拡大の障害となってきた安全性に対応し、安全柵への依存を減らして人と近接して働けるようにするとしている。
- 3要素: 独自AIアルゴリズムと複数のセンサー技術で人を継続監視し、回避・停止・着座などで対応する「人体検出」、動きの意図を光と音で伝える「安全表示(Safety cues)」、人との距離が安全でない場合に安全応答を即時発動する「独立安全コントローラ」による「安全モーション制御」で構成される。
- OSHA関連の実績: 顧客の生産ラインで、米国労働安全衛生局(OSHA)が運用する産業安全規格の独立した現場評価を通過した初の人型ロボットになったことを土台にすると説明している。
- NVIDIA連携: NVIDIAの「Halos for Robotics」プラットフォームの初のローンチパートナーとなり、同社のシステムとNVIDIA IGX ThorおよびHalos Core基盤を組み合わせるとしている。NVIDIAのロボティクス・Edge AI担当副社長Deepu Talla氏のコメントとして、6.5万時間超の実稼働に新たな安全アーキテクチャを組み合わせ、工場・倉庫での安全な協働に役立てるとの趣旨が掲載されている。
- 標準化貢献: 米国規格協会のANSI/A3 TR R15.108(動的安定な産業用移動ロボット、人型を含む米国・カナダ向け技術報告)のプロジェクトリーダー兼寄稿者、国際標準化機構のISO 25785-1(人型カテゴリ初の国際安全規格)の策定にも関与しているとしている。
ハードの更新 — 可搬・充電・把持・リーチ
- 可搬40%増: 繰り返し持ち上げに耐える新設計の脚部と独自のサイクロイド駆動技術により、50lb(22.7kg)までの荷物を繰り返し持ち上げられるとし、OSHA規制施設での一人作業の持ち上げタスクをフルカバーできるとしている。
- 充電: 90分駆動のバッテリーが9分で充電でき、稼働対充電比はDigit 4の2:1から10:1へ。24時間中20時間超の生産的な稼働が可能になるとしている。
- エンドエフェクタ: ISO標準の取付フランジを持つ交換式グリッパ設計で、トート搬送からマシンテンディングまで作業に応じた付け替えができるとしている。
- 寸法: 重量284lb(129kg)、身長5フィート11インチ(1.81m)、到達高さは最大7.2フィート(2.2m、Digit 4の5.5フィートから拡大)。人向けに作られた棚・通路・出入口・作業台に合わせたサイズとしている。
- 作業範囲の拡大: Digit 4がトート搬送中心のマテハン用途だったのに対し、Digit 5は荷下ろし(デパレタイズ)からマシンテンディング、キッティング・順立て、品質検査、パレタイズまで施設全体のワークフローを一機で担えるようにし、既存のAMR・コンベヤ・倉庫システムとハンドオフを調整すると説明している。新たな操作スキルの開発には同社独自のPhysical AIベースの能力訓練アプローチを用いるとしている。
- フリート管理: クラウド基盤「Agility Arc」と統合し、稼働率・スループット・平均故障間隔などのKPI可視化や、WMS・WES・MESとの接続を提供するとしている。機上カメラ・深度センサー・IMUの感覚データはローカル処理し、送信するシステムヘルス・診断情報は暗号化・顧客別分離・mTLS/TLS 1.2+で保護、機上ストレージも暗号化するとしている。
実績・受注・提供計画 — 6.5万時間、3億ドル超、2027年展開
- 稼働実績: Digit 4は3年近い連続商用展開で6.5万時間超を記録し、GXO・Schaeffler・Amazon・Toyota Motor Manufacturing Canadaなどの北米顧客拠点で稼働したとしている。GXOのFlowery Branch施設(アトランタ近郊)では累計10万トート、作業中の accuracy 約98%を維持したとしている。
- 受注: Peggy Johnson CEOのコメントとして、Digit 4の3年間の顧客フィードバックを要件に反映し、複数年の受注が3億ドル超と市場の反応を得ているとしている。別項では2026年5月時点で、契約マイルストーンの充足を条件とするDigit 5の複数年受注が3億ドル超、製造・倉庫・物流の見込み顧客パイプラインが拡大していると記載している。いずれも同社側の主張であり、独立した検証は今後の課題。
- 生産: オレゴン州セーラムの70,000平方フィートのRoboFab(人型量産 purpose-built の初工場と説明)で組み立て、フル稼働時は年産最大10,000台・雇用500人超を想定。ペンシルベニア州ピッツバーグが試験・検証・スキル開発、2026年7月開設のカリフォルニア州フリーモントがハードとPhysical AI開発拠点としている。
- 世界展開: 米国・カナダに加え、初めて北米外(EU・英国から)での商用展開を計画。CEマーク等の取得を見込み、早期アクセスは2027年前半、製造・倉庫・流通向けの一般提供は2027年末を見込むとしている。
- 留意: 同発表ページにはChurchill Capital Corp XIとの合併による上場計画に関する将来見通し情報(forward-looking statements)の注記が付され、受注・性能・提供時期などは前提条件の充足に左右される旨が記されている。