複数のAIエージェントが光の経路で連携する抽象ビジュアル
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IMAGE: AI生成ビジュアル

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BlockのオープンソースAIエージェントGoose v1.49.0 — デスクトップ自動更新とLinux ARM64、組込みWeb検索スキルを追加

デスクトップアプリの自動更新、Linux ARM64パッケージ、拡張機能のバックグラウンド読み込みで起動を高速化。Web検索とブラウザ操作の組込みスキル、モデルネイティブな音声文字起こし、PreToolUseフックのon_failure分岐が加わり、30件超のセキュリティ修正も同梱した安定版。

Blockが開発するオープンソースAIエージェント Goose が2026年9月3日(UTC)、安定版 v1.49.0 を公開した。デスクトップとCLIの使い勝手、スキルとプロバイダーの拡張、エージェント基盤の整理、そして多数のセキュリティ修正を束ねた機能リリースだ。以下は一次情報であるGitHubリリースノートの記載範囲で整理する。

デスクトップと起動体験 — 自動更新、ARM64、バックグラウンド読み込み

  • デスクトップの自動更新: デスクトップアプリにauto-updaterを追加し、手動での再インストールなしに追従できるようになった。
  • Linux ARM64パッケージ: デスクトップのリリース成果物にLinux ARM64を追加。ARM系Linux端末での利用ハードルが下がる。
  • 拡張機能のバックグラウンド読み込み: 起動時に拡張機能をバックグラウンドで読み込む方式に変え、CLIプロンプトがすぐ使えるようになった。重い拡張を入れている利用者ほど体感が変わる改善だ。
  • チャットUIの細部: セッション名をワークフロー手順ではなく件名ベースで付与、チャット下部バーにgitブランチ表示、入力開始でチャット入力へ自動フォーカス、モデル選択に最近使ったモデル表示、予約ジョブのセッションをアコーディオンに畳む表示、Auraダークテーマの追加など。

スキルと拡張 — Web検索、ブラウザ操作、音声文字起こし

  • 組込みスキル: Web検索とブラウザ操作のビルトインスキルを追加。別途の拡張設定なしに調べものとブラウザ操作をエージェントに任せられる。
  • 音声文字起こし: モデルネイティブな音声文字起こしプロバイダーを追加。
  • フック: PreToolUseフックに on_failure ブロックを追加し、ツール実行失敗時の分岐処理が書けるようになった。PreToolUseResult イベントとツールライフサイクルを通じた安定した tool_call_id も整備された。
  • レシピとスケジュール: スケジュール作成時に保存済みレシピを選べるようにし、レシピまわりの検証(パラメータ値、非オブジェクトスキーマの拒否)も強化。
  • プロバイダー: OpperやDatabricks Unity Catalogのモデル検出など、宣言的プロバイダーの追加が複数含まれる。カスタムプロバイダーのコスト追跡用フィールド、設定済みプロバイダーの上位表示、OpenRouterのセッションID転送なども追加された。

基盤と安全性 — エージェント基盤の整理と30件超の修正

  • エージェント基盤: 推論処理を goose-agent クレートへ移し、展開型のエージェントループ状態機械を導入するリファクタリングが進行中。長時間チャットの描画性能改善、セッション集約(compaction)にメインモデルを使う変更、MCP適合テストのCI追加なども含まれる。
  • セキュリティ修正: ターン単位のモデル別ツール許可リストの強制、プロバイダー秘密鍵の接尾辞露出の停止、コードモードのコールバック出力制限、アプリ管理ツールの制限、シンボリックリンク由来の診断出力・チェックソースの拒否、失敗時クローズド(fail closed)の徹底など、30件超の修正が列挙されている。権限まわりの挙動が厳格化されているため、管理者は更新前に変更点の確認が望ましい。
  • 可観測性: OTELのリクエストパラメータ・応答メタデータ・ツール呼び出し parity・エージェント識別を整備。プロバイダーエラー内のURL編集やTelegramトークンのマスキングなど、ログに秘密情報が漏れないための手当ても含まれる。
  • バグ修正: コンテキスト上限解決の統一、MCPアクセストークンの扱い、Bedrockツールの不可視Unicode無害化、非visionモデルへの画像送信回避、レシピのminijinjaビルトイン再有効化など、日常利用の不具合修正も幅広い。

デスクトップ利用者は自動更新の恩恵を、CLI利用者は起動高速化と組込みスキルの恩恵を直接受けられるリリースだ。一方で権限・許可リスト系の厳格化は既存の運用に影響しうるため、拡張やレシピを多用している環境ではリリースノートのSecurity Fixes節を確認してからの更新を推奨する。

出典