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OpenAI、ChatGPT for HealthcareにEpicのEHR連携と公的医療データプラグインを追加

医療機関がEpicの電子カルテと9つの公的ソースをChatGPTに接続。読み取り専用で患者コンテキストを確認し、PubMedやDailyMedなど構造化情報と組み合わせて臨床ワークフローを支援。

OpenAIは9月1日(米国時間)、「Healthcare organizations can now connect EHR and additional industry data to ChatGPT」を公開し、ChatGPT for Healthcare向けに2つの新連携を発表した。Epicの電子カルテ(EHR)統合と、公的医療データを構造化情報として扱う「Healthcare Public Data」プラグインである。

同社は、医療機関が承認された患者コンテキストと公式ソースの構造化情報をChatGPT上で組み合わせ、臨床ワークフローを安全に支援できるようにすると説明している。

新機能の概要

  • Epic EHR統合: 医療機関がEpicの電子カルテをChatGPT for Healthcareに接続し、承認された患者コンテキストを読み取り専用で確認できる。臨床医が患者背景を素早く把握し、ChatGPTに文脈を与えた上で質問や文書作成を支援する用途を想定している。
  • Healthcare Public Dataプラグイン: ChatGPTをPubMedやDailyMedを含む9つの公的・公式ソースに接続し、構造化情報として参照できるようにする。一次情報は「9つの公式ソース」と明記しつつ、具体的なソース名の例としてPubMed、DailyMedが二次情報で挙げられている。
  • ChatGPT for Healthcareでの提供: いずれもChatGPT for Healthcareの環境で提供され、医療機関の管理下でアクセス制御や監査が可能な設計とされる。患者データは医療機関の承認と権限管理を前提に扱われる。

OpenAIは1月に「ChatGPT Health」を発表し、健康データやアプリをプライバシー保護を前提に接続する専用体験を予告しており、今回のEpic連携はその臨床現場向け拡張と位置づけられる。

臨床での使い方と留意点

  • 想定ユースケース: カルテ要約、検査結果の文脈把握、投薬情報の確認、ガイドラインや論文の参照、退院サマリーや紹介状の下書きなど、構造化された医療情報と患者コンテキストを組み合わせる業務での活用が想定される。
  • 読み取り専用と権限管理: Epic統合は読み取り専用で、書き込みや直接のオーダー発行を伴わない形で提供されると二次情報では報じられている。一次情報は「承認された患者コンテキストを確認する」点を強調しており、アクセスは医療機関のポリシーに準拠する。
  • 安全性の評価: 二次情報では、27の臨床ユースケースで医師が99.1%の回答を安全と評価したとの数値が報じられているが、これはOpenAI外部の報道によるもので、一次情報の今回のブログでは詳細な評価条件は明示されていない。臨床利用では引き続き人間の確認が不可欠である。

提供と今後

OpenAIは、医療機関がEHRと公的データをChatGPTに接続することで、情報の断片化を減らし、臨床判断を支援する体験を提供したいとしている。導入には医療機関側でのEpic連携設定と、ChatGPT for Healthcareの契約・管理設定が必要になる。

今後は、対応するEHRベンダーの拡大や、連携可能な公的データソースの追加、監査ログや権限管理の詳細が順次案内されるとみられる。

出典

掲載内容は公開時点の情報に基づきます。重要な判断では、一次情報と最新の提供条件をあわせてご確認ください。