開発ツールのワークフローが立体的につながる抽象ビジュアル
NAW / PRODUCTS 03

IMAGE: AI生成ビジュアル

PRODUCTS / Google Workspace

Google、Workspace向けAI画像生成「Google Pics」を発表 — Nano BananaモデルでDocs/Slidesから直接編集

Google AI Pro/Ultraと大半のWorkspaceビジネスプランで数週間かけて展開。Nano Bananaを基盤にスタンドアロンとDocs/Slides/Drive統合の両方で提供し、オブジェクト単位の精密編集と共同編集に対応。

Googleは2026年9月1日、Google Workspace向けの新しいAI画像生成・編集ツール「Google Pics」を発表した。最新の画像生成・編集モデル「Nano Banana」を基盤とし、スタンドアロンのエクスペリエンスとWorkspaceアプリへの統合の両方で提供する。DocsとSlidesでは同日から利用が始まり、Driveへの統合は数週間以内に展開される。

同社によれば、毎月数十億の画像がWorkspace上でやり取りされており、アプリを切り替えずにビジュアルを作成・共有できることが狙いだ。PicsはポスターやSNS投稿、デジタルイラストの生成に加え、最初から作り直すのではなく精密な編集を加えるワークフローを想定して設計されている。

Google Pics — Google Workspace向けAI画像生成・編集ツール 出典: Try Google Pics: Easy image creation and editing in Google Workspace

Google Picsとは

  • 基盤モデル: 最新の「Nano Banana」画像生成・編集モデルを採用。テキストからの生成に加え、オブジェクト単位の精密な編集制御をうたう。
  • 提供形態: スタンドアロン(pics.new)とWorkspaceアプリ統合の2形態。最初はSlides、Docs、Driveに統合される。
  • 統合の狙い: コピー&ペーストやタブ切り替えなしで、作業中のドキュメントやプレゼンテーション内で直接生成・編集できる。
  • 共同編集: 同時編集にも対応し、チームでのビジュアル作成をWorkspace内で完結できる。
  • 提供対象: Google AI Pro / Ultra 加入者と、大半のWorkspaceビジネス顧客へ数週間かけてロールアウト。詳細なプラン条件はWorkspaceの案内を参照する必要がある。

主な機能と使い方

  • 生成と精密編集: プロンプトからの新規生成だけでなく、既存画像の特定オブジェクトを対象にした微調整が可能。用途としてSNS投稿や告知バナー、製品モックアップの調整などを想定している。
  • Workspace統合ワークフロー: Drive上のファイルをGoogle Picsに直接ドラッグしてブランドコンセプトを作成するデモなどを公開。Docs/Slides内でのインライン編集により、ワークフローの短縮を図る。
  • アクセス: スタンドアロンは pics.new から利用可能。Workspace統合はDocs/Slidesで提供開始、Driveは数週間で展開予定としている。

位置づけと留意点

Google Picsは、Workspaceを「文書・表計算・プレゼン」の場から、生成AIによるビジュアル制作までを内包する統合ワークスペースへ拡張する動きの一環だ。Canvaなどの専用デザインツールが強い領域に、生成と編集をOS的に埋め込むことで、日常的なビジネス文書や教材、告知物の作成時間を短縮する狙いがうかがえる。

一方、一次情報ではモデル自体のベンチマークや編集精度の定量評価、商用利用や学習データに関する詳細は明示されていない。生成物の権利帰属や組織での利用ポリシーについては、Workspace管理コンソールや各プランの規約を一次情報として確認する必要がある。

出典