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Google、Gemini Notebookに「Expert Intelligence」導入 — 購入済みのGoogle Playブックス10万冊を直接参照、Notebookで本と対話
Steven Johnsonらが担当する新機能は、Playブックスの購入済み電子書籍をNotebookのソースとして追加。書籍に根ざした回答や要約、Audio Overview、図解、クイズを生成し、自分のメモや写真と組み合わせた活用も可能。15人以上のベストセラー作家と連携したFeatured Notebooksも公開。
Googleは2026年8月27日(米時間19:30 UTC)、AIノートアプリ「Gemini Notebook」に新機能「Expert Intelligence」を導入したと発表した。Google Playブックスで購入した電子書籍をNotebookのソースとして直接追加し、書籍の内容に根ざした対話や要約、派生コンテンツの生成ができる。著者・出版社と連携した信頼性の高い情報源をAI製品横断で活用する取り組みの第一弾と位置づけられている。
出典: Expert Intelligence: a new way for you to engage with trusted content — Google Blog / 画像: Expert_Intelligence_Hero.width-1300.png
何が発表されたか
- 発表日・媒体: 2026年8月27日、Google Blog(Keyword)で公開。著者は Steven Johnson、Will Houghteling(Director, Product Management, Expert Intelligence)。
datePublished: 2026-08-27T19:30:00+00:00。 - 機能名: Expert Intelligence。Google横断のイニシアチブで、まずはGemini Notebookで提供開始。今後、他のGoogleプロダクトにも拡大予定とされる。
- 対応コンテンツ: Google Playブックスで購入した電子書籍のうち、対応するタイトルをNotebookに追加可能。発売時点で10万冊以上が対応し、Bloomsbury、De Gruyter Brill、Johns Hopkins University Press、Macmillan Publishers、O’Reilly Media、Penguin Random Houseなどの主要出版社が参加。
- 入手方法: Google Playブックスの書籍詳細ページで「Tools」バッジにGemini Notebookが表示されていれば対応。米国では数量限定で1冊無償提供の案内も記載されている(詳細はPlayブックス上で確認が必要)。
- 位置づけ: 過去数カ月、著者・出版社へのヒアリングを経て構築。読者が同じ本に繰り返し戻り、生活に応用するという利用実態を踏まえたと説明されている。
できること — 本をソースにしたNotebookの使い方
- 書籍に根ざしたQ&Aと引用: 本の内容をソースとして質問し、書籍に直接根ざした回答を得られる。回答には関連箇所への引用が付与される設計。
- 派生アーティファクトの生成: Notebookの機能で、書籍からInfographics(図解)、Audio Overviews(音声概要)、Quizzes(クイズ)などを生成し、新しい角度から理解を深められる。
- 自分の情報との組み合わせ: 書籍の知見と、自分のメモや外部ソース、画像などを同一Notebookで組み合わせて活用できる。公式が示した例は以下の通り(いずれもGoogleによるユースケース例):
- マネージャーが Kim Scott『Radical Candor: Be a Kick-Ass Boss Without Losing Your Humanity』を参照し、部下へのフィードバック戦略をブレインストーミング
- 日誌をNotebookに安全にアップロードし、Mary Claire Haver『The New Menopause』の専門知と照らして自分の状況への適用を理解(書籍への直接引用付き)
- 冷蔵庫の中身の写真を撮り、Michael Pollan『Food Rules: An Eater’s Manual』に基づいて家族の週間ヘルシーミールプランを作成
- NotebookLMとの連携: Expert Intelligenceは notebook.google/expert-intelligence でも案内され、NotebookLM側のワークフローと共通のソース管理で利用できる。
著者・出版社と連携したFeatured Notebooks
- Featured Notebooks: 15人以上のベストセラー作家と密に協働し、書籍を補足する追加ソースやアーティファクトを含むキュレーション済みNotebookを公開。
- 参加作家の例: Steven Pinker、Michael Pollan、Jennifer Wallace ら。各NotebookはNotebookLM上で公開され、書籍本体に加えて関連資料や対話的な素材で深掘りできる。
- 今後の展開: Googleは「この取り組みは始まりに過ぎず、より多くの出版社・著者・専門家のコンテンツを順次追加する」としている。具体的な追加スケジュールや他プロダクトへの展開時期は今後の発表で確認が必要。
留意点
- 対象書籍の確認: すべてのPlayブックス購入書籍が対応するわけではなく、対応可否は書籍詳細の「Tools」バッジで確認する必要がある。
- 地域・提供条件: 無償提供の案内は米国・数量限定など条件付き。価格・利用可能地域・著作権上の制限はPlayブックスとNotebookのヘルプで最新の条件を確認する必要がある。
- 引用とハルシネーション: 書籍に根ざした回答と謳われるが、生成AIの特性上、引用の正確性や要約の忠実性は利用者側での検証が推奨される。Googleは「信頼できる情報源へのアクセスを高める」ことを目的としているが、独立した精度評価は本稿では断定しない。